介護職に限らず、どの職種においても、子育て中の女性は仕事と家庭をどう両立したらいいのか悩んでいます。子どもが体調を崩せば急に休まなければならず、残業も避けたいところ。そのため、これから別の介護現場に転職しようとしていたり、新しく介護現場に挑戦しようとしていたりする場合は、このような子育て中の女性の悩みに理解を示してくれる職場を選びましょう。
子育てへの理解がある職場を見つけるためのチェックポイントの1つ目は、条件と待遇です。就業規則の有休取得について記載がされているところに、子どもに関する場合も取得可能といった内容が書かれていると、理解のある職場だと判断して良いでしょう。
また、有休が10日以上付与される場合は年間で最低5日以上取得させなければならないという法律があります。働かせる側がきちんと取得させていないと罰則対象になりますので、堂々と休むことができます。有休については可能な限り労働者の意見を尊重しなくてはならないので、有休を取得できる時期についても含め、働く前に確認しておきたいところです。
実際の所、介護現場は慢性的な人手不足の傾向にあります。会社側の理解があったとしても、現場の職員同士、助け合ってお互いに気持ちよく休める「環境」こそが、ストレスのたまりやすい女性にとっては大事なポイントの1つです。
そこで働く前に、施設への見学へ行くことをおすすめします。その施設に子育て中の女性が働いているかどうか、実際お休みはどのくらいとれているのか、直接聞き取ることが重要です。現場の生の声を確認することで、自分に合った職場かどうか感じ取れるでしょう。